【就活生必見】商社の本質を理解する

 

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専門商社に就職したいけれど、なぜ商社がいいのか答えられない。商社でしかできないことってなにか知りたい。

専門商社って何か知りたい。

 

 

 

こういった疑問に答えます。

 

目次

・専門商社のビジネスモデル

・専門商社の機能

・商社でしかできないこと

 

 

記事の信憑性

私は現在大手商社に勤務しています。

学生時代にも商社4つから内定をもらいました。

 

専門商社のビジネスモデル

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専門商社のビジネスモデルは、メーカーから商品を仕入れ小売店に販売し

買った値段よりも高く商品を販売することで利益を得ています。

 

リンゴ:100円 (仕入れ) リンゴ:120円 (販売) 利益:20円

 

単に値段が上がるなら「商社要らんやん」って話ですよね

商社は、これ以外にもサービスがあるので料金を上乗せしても需要があります。

 

 

専門商社の主な機能

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  • 情報を集約、提供する
  • 商品を集約、調達する
  • 物流を効率化する
  • 仕入れ先・メーカー・販売店の相談役

 

情報を集約、提供する

 商社は、メーカー・小売店のどちらとも取引を行うので

メーカーが販売予定の缶チューハイの話、売れ行きの良い商品情報などを聞けます。

売店からは、売れているメーカー情報、顧客層などの情報が得られます。

 

間に立つ商社がこの情報を集めて、プレゼンやエクセルなどの資料にまとめ

両者に提供することで情報を集約、提供する機能を果たしています。

 

商品を集約、調達する

例えば海外のコーヒーを国内に流通させたいと思った時

多くの企業は、海外で取引を行った経験、価格の相場、人脈がありません。

 

しかし商社は長い歴史の中で蓄積されたノウハウや、資金力を使って国外から

国内に商品を仕入れる一連の流れを完結できる力を持っています。

このように商品を調達する力があります。

物流を効率化する

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売店は、様々な商品を少量販売します。

コンビニを想像すれば、様々なメーカーの商品が一店舗に集約されています。

この図の場合、3つのメーカーから3店舗が商品を仕入れると9回配送を行う必要があります。

 

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商社が介在すれば、3社のメーカーの商品を集めて仕分けし

一度で3種類配送すれば、6回の配送で済みます。

商社は、物流を効率化する機能も持っている。

仕入れ先・メーカー・販売先の相談役
仕入れ先、メーカーからは「こんな商品作りたいんだけど」「こんな原料欲しい」
といった悩みがあります。
販売先も「売上を伸ばすにはどうすればいいか」「従業員の研修をしたい」といった悩みがあります。
 
こういった悩みに対して、多くの情報や使い、分析を行って
・商品開発に協力
・新たな販路開拓
・販売先の収支の分析
・外部の講師の紹介
など相談役としての役割も果たしています。
 

商社でしかできないこと

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  • 多数のメーカーと取引を行える
  • 自分で販路を作れる

 

 

多数のメーカーと取引を行える
 メーカーは自社商品の販売を広げることが目的ですから、
自社商品がいかに他社より優れているかを訴求することになります。
 
商社では多数のメーカーと取引を行うので
様々なメーカーの商品から自分がいいと思うもの、販売先が求めるものを
提供できます。
 
自分で販路を作れる
 商社は、欲しい人と売りたい人を結ぶ役割を果たしています。
なので、上の例のように物流を効率化する仕組み、情報を提供するといった無形商材を提供しています。
 
よって何か売りたい、買いたいという需要を見つけ結ぶことで新たな販路を開拓することができます。
商社でもコーヒー豆を輸入するため、海外に行きバイヤーと話しをして新たな販路を作ったという話はよく聞きますよね。
 
 
以上で今回の話は以上です。
商社は他の業態とは異なり、日本でしかない業種です。
商社業界に就職したいという前に、商社業界についての理解を深めることをおススメします。
 
これは総合商社とはなにか深く理解できる本です。
伊藤忠の人事がおススメしてました。